土木部 土木課 T.T
土木部 土木課 T.T

「地域に貢献できている」
その手応えが困難に向かう原動力

土木部 土木課

T・T[ 2019年入社/スポーツ経営学科卒 ]

入社動機

就活を通じて知った
建設業界の魅力

就職活動を始めるまでは、施工管理という仕事はおろか建設業界にも触れたことがなかったため、当初は「地元企業」というくくりでしか石川建設を見ていませんでした。その見方が変わったのは、会社説明会で当社の業務内容を聞いてから。建設という仕事が地域の生活や経済に大きく貢献していること、そして「ものをつくる」仕事の面白さややりがいの大きさに触れたことで、自分も挑戦してみたいと思うようになったんです。建設関係の学部にいたわけでもなく、ゼロからのスタートという点は心配でしたが、今活躍している先輩社員の中にも他学部出身の方がいると聞いて、入社を決意しました。
現在取り組んでいる仕事

地域の将来を見据え
高難度の工事に挑む

現在は、大規模な水害のあった河川の護岸工事に携わっています。この現場は通常の堤防工事とは異なり、将来の河川の流量に余裕を持たせるために、堤防を3mほど深く掘り下げて造るという、少し特殊な工事を行っています。当然、河の中での作業なので、まず堤防の内側で河の流れを変え、矢板という垂直に打つ鋼板で水と土砂を固定しながら、護岸を造っていきます。私の仕事は現場代理人として工事全体を管理することです。工程管理や現場の品質管理、測量や職人さんの手配、発注者との交渉なども担当します。この現場は天候に大きく左右されることや、通常の3倍近い掘削深さを求められることなど困難が多く、技術面、運用面共に手を焼いていますが、上司や職人さんたちの知恵も借りながら、安全・確実な施工を目指して奮闘しています。
業務上大切にしていること

たわいない話で盛り上がる
それが、いい現場の空気感

どんな工事でも、現場監督一人で回る現場はありません。当社の土木工事の中では小規模な部類に入るこの護岸工事でも、1日5~6人の職人さんが出入りして、それぞれの作業を行っています。こうした中で、工事の安全と品質のカギを握るのが、コミュニケーションだと私は考えています。今日、その現場で何が予定されているのか。注意点は何なのか。昨日と違うこと、新しく始まることは何か。全員が現場の様子を把握することで、工事の安全性も品質も高まります。またこちらから伝えることだけでなく、日々生き物のように変化する現場で、職人さんたちからの情報を集約し、どう対応するかを的確なタイミングでみんなに知らせるのも現場監督の役割です。些細なことでも気づいたことをすぐに知らせてもらうだけで、リスクを未然に防げることも多々あるのです。そのためには、お互い気兼ねなく話ができる、風通しのいい現場の雰囲気が不可欠です。休憩時間に仕事とは関係ない話で盛り上がったり、たわいもない話で笑い合える現場こそが、仕事がうまく回るいい現場だと思っています。そんな空気をつくることを考えながら、現場に向かっています。
仕事の魅力・石川建設の魅力

誇りとやりがいを胸に
笑顔と安心を届ける

私が誇りに思うのは、土木という仕事と、その仕事で地域にずっと貢献してきた石川建設、その二つです。
学生時代、実は建設業にこれといった思い入れはなく、将来は漠然と地元の会社で働ければいいかと思っていました。しかし就活でさまざまな業種に触れ、地元で働くなら地域の方に喜ばれる、貢献度の高い仕事をしたいと思うようになり、その中で注目したのが石川建設だったのです。石川建設の本社の隣に「今之浦公園」という、大きな屋根と広大な芝生が特徴的な公園があります。この川を挟んだ公園にかかる歩道橋の上部工事に携わったのですが、自分が手掛けた施設や建造物が多くの利用者に使われ、笑顔になっているのを見た時に、入社前に抱いていた「地域の役に立ちたい」という淡い気持ちが、強いやりがいに変わるのを感じました。今の護岸工事も、これから先ずっと近隣の方々の暮らしに安心をもたらすためのものです。そんな仕事ができる石川建設という会社を、私は誇らしく思っています。

1日の流れ

8:00

安全朝礼作業員全員で、本日の作業内容・安全注意事項等を発表。現場監督からの指示事項伝達。KY活動。

10:00

現場の巡視適宜作業状況の確認。作業の手順が正しく行われているか、工程計画通りに工事が進んでいるかを確認。

12:00

昼食

13:00

打ち合わせ 各業者の職長さんと、午後の予定と翌日の予定の確認。

14:00

現場巡視・
写真撮影
適宜作業状況の確認、写真撮影。資材の不足や要望等があれば内容を聞き、段取をする。

16:00

現場の巡視片付けや整理整頓、飛散物がないか等を確認。

17:00

記録簿作成
~帰宅
本日の工事記録を作成。翌日の準備をして帰宅。
メッセージ

スタートラインは違えども
現場が自分を育ててくれる

先ほども触れた通り、私は建設系の学部を出ているわけでもなく、ゼロからこの業界に飛び込みました。正直に言って最初の現場は目の前の仕事をこなすのに精一杯でしたが、ひとつ仕事を完了するごとに知識と技術が身に付いていく、確かな手応えを感じながら今日まで取り組んできました。今の私には想像もできない大規模な現場を管理している先輩を見ると雲の上のような存在ですが、「駆け出しのころは右も左もわからずに現場を駆け回っていた」と口を揃えて言います。やる気さえあれば、現場が人を育ててくれるということです。
スタートラインが多少異なっても、この業界は新しい技術や工法が次々と出てくるので、日々勉強が必要なことに変わりありません。
大切な故郷に自慢の足跡を残す、そんな仕事に興味のある方はぜひ一緒に頑張りましょう!