企業の信頼を内側から支える。
それが経理部門の使命。

Iさん

総務部経理課所属
平成20年入社 
現代コミュニケーション学科専攻

入社動機「あの会社ならいいんじゃないか」背中を押した父の一言

親元から通いたいという理由もあり、地元企業を中心に事務職の求人を探していました。父親の仕事の影響もあり、当時の会社選びの基準は「安定感」。石川建設の他にも数社受けましたが、すべて地元に根付いてしっかりした事業基盤を築いている企業です。今振り返っても、どの会社もちゃんとしていて間違いはなかったと思います。その中で石川建設を選んだのは、両親からの助言があったからでした。父が仕事柄石川建設のことを良く知っていて、「あの会社ならいいんじゃないか」と太鼓判を押してくれたことが、最後の決め手になりました。今は経理の仕事をしていますので、決算のたびに父の助言のありがたさをかみしめています(笑)。

入社後のキャリアと業務内容総務課で「会社」を学び、経理部門へ

入社して、総務部総務課、そして経理課と総務部門の仕事を経験してきました。当社では、事務職で採用された新卒生は、総務課に配属されて、本社の受付業務や電話応対、請求書や見積の作成などの業務を通じて、会社のことを知っていきます。特に総務課にいると当社とお付き合いのある会社がすべてわかるようになりますので、当社の事業規模やお客様との関係性を肌で感じることができ、地味なようで刺激的な仕事でした。その後現在の経理課に移り、経理業務全般を担当しています。経理の主な仕事は現金の出納管理や、精算業務などお金を管理するイメージがありますが、日頃は経理システムに受発注伝票や請求書などを入力・検算し、データ化していく作業が主になります。

仕事の魅力・やりがい「信用第一」を社内から支える誇り

たとえ個人間でも、お金の扱いは信用を左右しやすいもの。それが企業ならなおさらです。現場から上がってくる伝票を処理していくのが私の仕事ですが、その伝票の数字が本当に正しいのか、常に疑いの目を持つことも経理部門には必要とされます。その伝票を作った人が間違えていないとも限らないからです。ですから、怪しい数字があったら、例えば過去の数字と比べてみたり、前後の数字と照らし合わせてみたりして確認し、それでも疑いが濃厚なら本人に直接聞きに行きます。ですから、現場で私の姿を見ると、いつもは堂々としている所長さん(現場監督のリーダー)が「何かやったかな」って顔をするのがおかしいですね(笑)。でも、社外への信用はもちろん、社員の信頼や経営判断の要ともなるのが経理情報ですから、そこまでやってもまだ安心はできません、経理担当、上司、関係部門の三重のチェックを経てから、やっとデータとして入力します。昔はすべてが紙の書類だったというので考えるだけで気が遠くなりますが、先輩たちがそうやって石川建設の「信用」を守ってきたんだと思うと頭が下がりますね。

これから取り組みたいこと会社全体の業務効率アップを目指して

できるだけ早く取り組みたいのは、経理システムのクラウド化です。現在、経理システムへは本社の経理課内でしかアクセスできないため、現場に出ている方たちも伝票作成のために帰社しなければならず、特に遠方の現場を受け持つ方にとって大きな負担になりがちです。経理システムへのアクセスを現場から行えるようになれば、時間のムダも紙のムダもずっと減らすことができるはずです。実際に経理システムを改修していくためには他部門、特に総務部門との連携が欠かせませんが、総務課は前述の通り古巣ですし、頼もしい先輩もいらっしゃるので、ぜひ推進していきたいと思っています。資料の作り方や活用の仕方も大きく変わっていくでしょうし、現場で予算を預かる所長が過去の伝票を参照できるというのは、業務効率をぐっと引き上げてくれるはず。学生時代は数学が苦手だった私ですが、今は経理という仕事を通じて数字を扱う面白さがわかってきた気がします。
1日の流れ

7:45~8:00

出社・朝礼課内の情報共有、本日の予定などを確認。メールチェック。

8:30

伝票整理・データ入力。昨日遅めに経理課に届いた伝票を処理。

9:30

入出金取引確認銀行口座の入出金明細を確認。支払い・入金が正しく行われているか確認する。

12:00

昼食5階の食堂でお弁当。女性社員は少ないので、皆一緒にランチを楽しむ。

13:00

現金出納社員の出張費など、現金が必要な場合も。

14:00

請求書入力月次の決算日には取引先からの請求書が次々に届くので、効率的に処理していく。

17:30

帰社~帰宅帳簿データに問題がないことを確認して退社。
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女性の活躍を、もっと支えたい

建設業界は、今の世の中から見れば、圧倒的に男性の多い業界です。女性の活躍も増えてきたと言いますが、技術職や営業職で活躍する女性が当たり前になるには、他業界に比べて多くの時間が必要になるでしょう。石川建設も例外ではなく、過去にそれほどたくさんの女性社員が在籍してこなかったこともあって、まだ会社の受け入れ体制も整える必要があると感じます。でも、最近社内に女性活用の気運が高まってきていますし、私自身、いずれ結婚・出産してもこの会社で働き続けたいと考えているので、総務課とも力を合わせて産休や育休から復職しやすい職場づくりをしていきたいですね。一緒に頑張ってくれる後輩ができたら、最高です!