地域の未来を支える誇りが、
明日へのモチベーション。
Sさん
土木部所属平成26年入社
土木学専攻
入社動機地元で確かなものづくりをしたい
石川建設へは、中途採用での入社です。前職も大きな意味では建築業界でしたが、建物に使われるアルミ製品を作る建材メーカーだったために「ものづくり」という面では少し物足りなさがありました。また静岡市内の会社だったこともあり、年月がたつほどに地元に帰りたい気持ちが募っていったことも、転職への動機のひとつとなりました。ですから、地元密着の建築土木会社である石川建設は、そんな私の条件にピッタリだったのです。現在取り組んでいる仕事東京ドームを超える6万m2の土地造成
磐田市では、現在官民協働で次世代農業「スマートアグリカルチャー」に取り組んでおり、施設の建設が始まっています。私が担当しているのは、その施設のひとつである巨大な温室を建てるために、土地を造成する工事。約6万m2という広大な土地を整地し、排水設備を整えていくのが主な目的となります。私にとっては初めて経験する規模の工事で、約1年の工期に延べ1,500人くらいの作業者が関わる予定です。業務内容あらゆる手段で困難を乗り越え、品質と工期を守る
現場監督が関わる土地の造成工事は、まずブルドーザーなどを使った「土工事」から始まります。盛り上がっている箇所は削り、低い所には土を盛って、手元の図面通りに土地の形を整えていきます。そして、隣接地や周辺道路と高さの差が大きい箇所には擁壁を築き、排水用の側溝や調整池を設置するところまでが担当となります。整地はほんのわずかな傾斜のズレがゆくゆくは建物の品質や施設の排水性など将来にわたって影響を残してしまうので、工事が図面通りに進んでいるか確認する作業はとりわけ重要です。複数計測はもちろん、一度確認した箇所もあえて再確認するなど、念には念を入れています。
この現場では当初の見積りよりも出てきた土が多く、その処理に頭を悩ませるというハプニングがありました。切り土と盛り土でプラスマイナスゼロになる予定だったのですが、余ったものは仕方ありません。ある程度整地が進んだ状態だったので難しい決断を迫られましたが、工期と費用を考えて土地全体の高さを10cmかさ上げすることで対応することに。一部やり直しが発生してしまった作業者の方々には申し訳なかったのですが、かさ上げの必要性・合理性を理解して快く協力していただいたおかげで、工事の遅延も費用アップも想定内に抑えることができました。現場監督という言葉の響きから現場で一番偉い人のように思われるかもしれませんが、こうして日々周囲の方々の力に助けられています(笑)。
この現場では当初の見積りよりも出てきた土が多く、その処理に頭を悩ませるというハプニングがありました。切り土と盛り土でプラスマイナスゼロになる予定だったのですが、余ったものは仕方ありません。ある程度整地が進んだ状態だったので難しい決断を迫られましたが、工期と費用を考えて土地全体の高さを10cmかさ上げすることで対応することに。一部やり直しが発生してしまった作業者の方々には申し訳なかったのですが、かさ上げの必要性・合理性を理解して快く協力していただいたおかげで、工事の遅延も費用アップも想定内に抑えることができました。現場監督という言葉の響きから現場で一番偉い人のように思われるかもしれませんが、こうして日々周囲の方々の力に助けられています(笑)。
仕事の魅力・石川建設の魅力現場でこそ得られる経験が、自分を育ててくれる
実は、今取り組んでいる造成工事は、私にとって初めてリーダーとして担当する現場です。入社時は当然現場監督としての経験値はゼロ。先輩のサブとして現場に出ながら、Plaza21見付など大型施設の土木工事を中心に業務経験を積んできました。新人現場監督がまず直面するのは、たくさんの業者さんが同じエリア内にいるという事実です。当たり前だと思われるでしょうが、その仕事の割り振りや順番などの段取りを決め、その通りに作業を進めてもらうのは簡単ではありません。工事の進行状況や職人さんたちの作業内容を把握し、正しいタイミングに正しい作業が行われるよう、日々パズルを組み立てているようなものですから。
「スマートアグリカルチャー」の担当に決まった時、初めての現場監督という責任とその事業規模に、大きな不安を感じたのも事実です。ただ、工期の終盤に差し掛かって思うことは、少しくらい背伸びをしなければ、人は成長しないということ。その道のプロフェッショナルである職人さんたちの知識や経験は、とても深くて豊かで、当初はその経験値に圧倒されてしまうこともありました。しかし彼らから多くを学ぶうちに自然と自分の仕事運びも変わっていき、今では昔抱いた不安をほほ笑ましく思える程度にはなってきました。まだまだ若輩者ですが、この現場を受け持ったことが自分を一回りも二回りも育ててくれたのは間違いありません。こんな現場を早めに体験させてもらえたことは幸運でしたね。
「スマートアグリカルチャー」の担当に決まった時、初めての現場監督という責任とその事業規模に、大きな不安を感じたのも事実です。ただ、工期の終盤に差し掛かって思うことは、少しくらい背伸びをしなければ、人は成長しないということ。その道のプロフェッショナルである職人さんたちの知識や経験は、とても深くて豊かで、当初はその経験値に圧倒されてしまうこともありました。しかし彼らから多くを学ぶうちに自然と自分の仕事運びも変わっていき、今では昔抱いた不安をほほ笑ましく思える程度にはなってきました。まだまだ若輩者ですが、この現場を受け持ったことが自分を一回りも二回りも育ててくれたのは間違いありません。こんな現場を早めに体験させてもらえたことは幸運でしたね。
1日の流れ
8:00▼
現場到着
8:00~8:10▼
朝礼職人さんを集めて、本日の作業を確認。本日の作業予定を全員で共有することが安全につながる。
9:00▼
現場見回り作業の手順が正しく行われているか、工程計画通りに工事が進んでいるかを確認。
11:00▼
現場打合せ職人さんから進め方について質問。現場の状況や、次工程などを俯瞰して判断を下すのは現場監督の大事な務め。
12:00▼
昼食現場事務所で職人さんたちと昼食。作業中はそれぞれの仕事に集中しているので、仲良くなるチャンス。
14:00▼
施工位置確認測量により施工位置を確認。建物の基礎となる杭も設置するので、先の工事に影響しないよう念入りに。
17:30▼
帰社~帰宅本社に戻って報告書を作成し、明日の準備をして帰宅。